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京都スマートシティエキスポ 2016

会期:6/1(水)2(木)3(金)/会場:国立京都国際会館・けいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)ほか

国際シンポジウム

* 空席があれば、当日でもご入場いただけます

開催概要

会期
2016年6月1日(水)10:00~17:30
会場
国立京都国際会館

アクセス

会場マップ

プログラム

オープニングセレモニー

10:00~10:25

ルームA

  • 主催者あいさつ(京都スマートシティエキスポ運営協議会 会長、京都府知事、京都市長)
  • 来賓あいさつ(スペイン経済競争力省 貿易投資庁 投資局長、スマートシティエキスポ世界会議審議会 理事長、総務省)

記念講演

10:25~11:05

ルームA

「コミュニケーションの進化と次世代のコミュニティ」

基調講演

11:05~11:40

ルームA

「先進的スマートシティ構築に活かすビッグデータデザイン」
デンマークの首都コペンハーゲンはスマートシティの先駆的な街の一つである。コペンハーゲンは2025年までに世界初のカーボンニュートラルな首都になるという大きな目標を達成するため、様々な革新的プロジェクトを推し進めているところだ。そうしたプロジェクトをいくつか紹介しながら、データ駆動型イノベーションに焦点を絞り、どのような形で私たちがコペンハーゲンの目標実現を支援しているかを解説する。
11:40~12:15

ルームA

「学習するコンピューター Watson - 経済社会はどう変わるか」
IBM Watson は、自然言語処理と機械学習を使用して、大量の非構造化データから洞察を明らかにするテクノロジー・プラットフォームです。2011年アメリカの クイズ番組で勝利した後、現在では、医療、金融、製造など様々なエリアで実用化されています。本講演ではWatsonのしくみや適用事例を、今後のIBMの戦略の方向性とあわせてご紹介します。

分科会

ルームA

13:00

14:15
「IoTが推進する社会変革」

「機能的デジタル都市とは何か?
-保守的構造からの脱出―」

世界のデジタル化が加速し、前例のないスピードで技術が進歩していく中で、都市はどのようにそれぞれが抱える課題に向き合い、持続的な発展を実現していくべきでしょうか。今後ますます進んでいく社会のデジタル化の中で、都市が克服すべき課題や問題にどのように対処し、持続的な発展を可能にしていくべきか、その方法についてご紹介します。

このプレゼンテーションでは、まちづくりにおける新しいビジネスモデルや革新的な思考を皆様と模索することで都市のサービスの従来の手法や考え方に良い影響を与えたいと考えます。今までのまちづくりの手法や習慣とは一線を画した革新的で柔軟な発想を想起していただければ幸甚です。


「デジタルの威力」

産業構造,経済構造,社会構造までをも変革する起爆剤がデジタルデータである.あらゆる産業領域から生み出されるデジタルデータが事業や技術開発の再定義を促進し,生産性を向上させ新たな価値を創出する.今までIT/ICTはコスト削減ツールとみなされることが多かったが,IoT(モノのインターネット)の言葉の登場により価値創出ツールとの理解が広がり始めており,ドラッカーが蒸気機関を例に出して喝破したように世の中の大きな変革につながっていく.本講演では,物理的資産のデジタル化の影響,汎用技術としてのIT/ICT/IoTの捉え方,デジタル時代の事業組織のあり方,エコシステムが産み出す価値,デザイン思考での「気づく」「伝える」能力の重要性といった視点を紹介しながら,デジタルを駆動力としてイノベーションを生み出す考え方を示す.
14:30

15:45
京都経済団体連携プログラム
「次世代エネルギー開発と省エネ・環境の取組」

「京都における水素エネルギー社会を目指した研究・技術開発」(仮)

いよいよ水素エネルギーの時代が幕を開けました。地球上に無尽蔵に存在し、様々な技術と組み合わせることで家庭・産業での幅広い利活用が期待される水素エネルギーは、脱化石燃料・エネルギーセキュリティ確保の観点からも、たいへん注目されています。 わが国においては、特に水素燃料電池分野での技術開発が進んでおり、世界に先駆けて実用化された家庭用燃料電池エネファームや水素ステーション等のインフラ整備も行われています。 また、「つかう」部分においては、エネファームや燃料電池自動車のほかにも病院の非常用電源、バス、トラックやフォークリフト等の産業用車両、船舶などへの活用が検討されています。 本講演ではスマートシティの実現に向けて、我々が取り組んでいる固体水素源型燃料電池技術開発を主として紹介させて頂きます。

「京都水族館における省エネ・環境への取り組み」(仮)

2012年3月、京都市下京区にある梅小路公園内にオープンした京都水族館は、「水と共につながる、いのち。」をコンセプトに、環境モデル都市・京都にある水族館として、環境に配慮したさまざまな取り組みを行っています。内陸にある都市型の水族館として日本で初めて完全人工海水システムを取り入れ、輸送にかかる燃料や排出されるCO2を削減、また、大型濾過装置を使うことで水を再利用し、環境資源の使用量削減に取組んでいます。地域に密着した水族館をめざして、京都の川や海、豊かな自然を展示や体験プログラムを通じて知ってもらい、人と自然の融合や身近な環境問題に興味関心を持ってもらえるよう取り組んでいます。

ルームB-1

13:00

14:15
「地域資源を活用した街づくり・地方創生」

「「真庭ライフスタイル」実現への挑戦
~本当の豊かさを求めて~」(仮)

日本の中山間地域の課題は、人口減少と少子高齢化による地域社会の脆弱化です。それは、日本社会全体の脆弱化にもつながる大きな問題でもあります。この課題に対して、真庭市は、「真庭ライフスタイル」を提案しています。これは、今の地域資源を生かした真庭市民の生活の魅力を見直し、自分にあった生活を考える、新しい価値観の提案です。新しい価値観で見直した真庭市の魅力を発信することで、中山間地域の課題に挑戦しています。

講演資料PDF



「中国のスマートシティー市民と科学技術の共存―」

近年、中国政府は「スマートシティ」の開発に多大な労力を割いてきた。
今回バイ氏はスマートシティプロジェクトにおける中国での発展について発表し、いかに地域の開発のために中国の市長達がスマートガバナンスツールを活用しているか解説する。
スマート技術がどのように政府と地域の市民との相互のやり取りを変えるかについてバイ氏は興味深い理論を構築した。
彼女はそのような変化がもたらす中国各自治体政府の意思決定と運営のパターンへの相当の影響を予想している。
その独特な政治的及び社会的構造と結びついて、そのような変化は中国を、新しい形の民主主義ー「参加型民主主義」へと潜在的に導きうるだろう。

講演資料PDF


「MBT(医学を基礎とするまちづくり)~少子高齢社会への対処、産業創生、地方創生のために~」

MBTの目指すところは、少子高齢社会を快適に過ごすまちづくり、新産業の創生、新製品の開発、それによってもたらされる地方創生である。MBTは医療産業に限らず全産業を対象にする。患者さんに1対1で対応してきた医師の持つ医学の力を広く産業に応用すれば、新しい視点からの発想が生まれると私自身の経験(軟骨伝導聴覚現象という医学的発見を医療産業だけでなく携帯電話やロボットなど一般産業に応用)から考えた。2014年5月にMBT構想を含む橿原市のまちづくりが内閣官房のモデルケースに指定され、以後奈良県、橿原市、奈良医大によるMBT実行の枠組みができた。2015年1月には民間機関293社536人を含む632人が橿原に参集しMBT設立集会が行われた。

14:30

15:45
「ICTが支える生活・文化の質の向上」

「千年カルテ
ーEHRで実現する医療データの2次利用ー」

本研究(全国共同利用型国際標準化健康・医療情報の収集及び利活用に関する研究:千年カルテ)は、2015年にAMED研究公募事業に採択され、EHRの国際標準化、共同利用化、最終的にはデータの2次利用を目的としている。すでに、京都、東京、九州で別々に稼働しているEHRサイトを新しく開発、設置する「共同利用型EHRセンター」に集約し、データ規格をISO13606に統一し、このデータセンターを共同利用することで運営経費の低減を図る。また、これらのデータを法律に従い2次利用し、その収益で2次利用、EHR全体を運営し事業の継続性を担保する。長年の懸案だった医療データべ−スの本格的運用により、臨床研究、創薬、公衆衛生等への活用が期待される。

講演資料PDF


「IoTによるSmart Cityの実現」


「博物館におけるビックデータの可能性」

博物館における来館者の行動調査は従来、アンケートやインタビュー、直接観察という手法によってデータが集められてきた。しかし近年のICTの発達によって、博物館来館者の行動データがかつてない正確さとスケールで蓄積されつつある。このプレゼンテーションでは、独自に開発したセンサーから得られたビックデータに基づく「来館者の博物館体験の質を向上させる試み」を扱う。ルーヴル美術館(パリ)の人気作品の周りにBluetoothセンサーを一年間設置することによって100万人単位の来館者の行動データを収集することに成功した。それらを分析した結果、伝統的な分析手法(スモールスケールデータセット)からでは出てきにくい、来館者の新たなる行動パターンが発見されつつある。更に同センサーを都市内に散らばる複数の公共施設や商業施設、バス停などに設置することによって、都市全体を見据えたシームレスな人々の活動分析の実例を示す。これらの試みは、ICTを用いた人々の生活の質、文化の質を向上させる実践的な事例であり、ヨーロッパが辿り着いた「スマートシティの可能性」である。

パネルセッション

16:00~17:30

ルームA

「安寧(あんねい)で持続的な未来を創る地域と産業」
スマートシティが進化することにより、暮らしの利便性は向上し、安心・安全で快適なライフスタイルの実現に向けた取組が進もうとしています。
安寧で持続的な未来を創るための、現実的かつ革新的な地域や産業界の取組に焦点を当て、企業、NPO、行政等が行動すべき方向性について議論をいたします。

「次世代スマートチャレンジ」

13:00~17:30

ルームB-2

  • スマートシティに関する斬新な事業化アイデアを、
    若手研究者等がプレゼンテーション
  • 優秀アイデアを表彰

次世代スマートチャレンジ

※講演者・セミナータイトルは、予告なく変更となる場合があります。